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展示「SNOW PLOW TRACE ─雪の痕跡─」2019

会期:
2019年2月1日~6日
会場:
SCARTSスタジオ
ディレクション:
岩田拓朗(SCARTSテクニカルディレクター)
制作協力:
SIAFラボ(プロジェクトディレクター:小町谷圭、船戸大輔、石田勝也/テクニカルフェロー:藍圭介、金井謙一)、札幌市建設局雪対策室

冬が訪れると、北国で暮らす人々は厳しい寒さと雪の多さに対峙します。その大量の雪を迅速かつ効率的に整えていく「除雪」というインフラが札幌にはあります。
本プロジェクトでは、その「除雪」という行為の様々な側面をメディアとして捉え、長期的な視点でリサーチと開発を進めていきます。
そのプロセスとして2019年のWinter Changeでは、SIAFラボと共同でメディアアートインスタレーションを実験的に制作します。除雪車に搭載するGPS、マイク等から得られる情報を光の明滅とモーターの動きに転換し、除雪によって舞い上がる雪が、除雪の痕跡を想起させます。

アーカイブ利用上のご注意
当サイトで提供する情報は著作権法で保護されています。著作権法に定められた範囲内で使用する場合を除き、無断で当サイト内の情報を複製、転載、改変、編集、販売等をすることはできません。当サイト内の情報を利用する場合には、あらかじめ札幌文化芸術交流センター SCARTSにご連絡ください。

画像をクリックすると詳細をご覧いただけます。
撮影:藤倉翼

「メディアとして捉える」とは・・

「除雪の行為をメディアとして捉える」とは一体どういうことでしょうか?

例えば札幌市内に大雪が降ったある日、どのような機能を持った除雪車が、どのような動きをして、どれくらいの時間を要して雪を動かしているのか、といった「除雪」に関わる情報は、テクノロジーを活用することで、数値等のデータとして取得することが出来ます。
今回のSNOW PLOW TRACEでは、除雪車に搭載されたGPSによる位置情報や、カメラや様々なセンサーを用いて取得した各車体の機能による膨大なデータを、映像表現や光の特性を活かしたインスタレーションとして制作しました。
「除雪」という行為の中から様々なデータを取得し、表現としての情報に置き換えているのです。
他のメディア表現への活用を見据えたデータ取得や情報化の対象となることを、このプロジェクトでは「メディアとして捉える」と表現しています。

「SNOW PLOW TRACE -雪の痕跡-」で取得したデータ

市内各地で深夜に聞こえてくる除雪車の作業音は、降り積もる雪による明日への不安を和らげてくれます。しかし、どのような活動が真夜中に行われているか、その詳細な状況や全体像を私たちが知る機会は、なかなかありません。除雪に関わる連絡網は今後デジタル化によって、合理化や最適化がなされていくことが予想されますが、本プロジェクトでは、デジタル化によって取得できるデータを、単に除雪にかかわる効率化のみならず、文化的活動に利用することも出来るのではないかと考えています。

「除雪」をメディアとして捉え直すことによって、札幌というユニークな都市や環境との関係について、これまでとは異なる角度から考える契機になることを願い、SNOW PLOW TRACEでは今後も継続して、除雪に関するさまざまなデータを取得し、それをどのように変換できるのかの実験を続けていきます。

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