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札幌市民交流プラザ

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札幌文化芸術交流センター SCARTS

本日は開館日です

開館時間 9:00~22:00

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イベント情報

2022年1月22日(土) 講座/研修

バトン ー創造性を刺激する、読書のためのトークセッション(SCARTSレクチャーシリーズ)

バトン ー創造性を刺激する、読書のためのトークセッション(SCARTSレクチャーシリーズ)イメージ1枚目

バトン ー創造性を刺激する、読書のためのトークセッション(SCARTSレクチャーシリーズ)イメージ2枚目

橋本 努

バトン ー創造性を刺激する、読書のためのトークセッション(SCARTSレクチャーシリーズ)イメージ3枚目

長谷川 愛

バトン ー創造性を刺激する、読書のためのトークセッション(SCARTSレクチャーシリーズ)イメージ4枚目

水野 祐

バトン ー創造性を刺激する、読書のためのトークセッション(SCARTSレクチャーシリーズ)イメージ5枚目

國盛 麻衣佳

日時
2022年1月22日(土)
14:00〜16:00
ピックアップ書籍:『炭鉱と美術 旧産炭地における美術活動の変遷』
ゲスト:國盛麻衣佳(アーティスト)
会場:SCARTSスタジオ(札幌市民交流プラザ2階)
ナビゲーター:橋本努(北海道大学大学院教授。経済社会学、社会哲学)
※第3回目の個別ページはこちら

※全回参加無料、要申込、先着順、定員50名


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【終了済】
<第一回>
2021年9月19日(日)
14:00〜16:00
ピックアップ書籍:『20XX年の革命家になるには スペキュラティヴ・デザインの授業』
ゲスト:長谷川愛(アーティスト)
会場:SCARTSモールA・B(札幌市民交流プラザ1階)→オンラインに変更
※第1回目の個別ページはこちら

<第二回>
2021年10月30日(土)
14:00〜16:00
ピックアップ書籍:『法のデザイン 創造性とイノベーションは法によって加速する』
ゲスト:水野祐(法律家、弁護士)
会場:SCARTSコート(札幌市民交流プラザ1階)
※第2回目の個別ページはこちら
会場
札幌文化芸術交流センター SCARTS 
申込方法、申込開始日時
各回、以下の申込フォームよりお申し込みください。参加無料です。受付は先着順のため、定員(50名)に達した場合には、ご参加いただけない場合があります。

1回目:『20XX年の革命家になるには スペキュラティヴ・デザインの授業』
→第1回目の申込は終了しました。

2回目:『法のデザイン 創造性とイノベーションは法によって加速する』
→2021年9月20日(月)午前9時受付開始。申込は[https://ssl.form-mailer.jp/fms/68a33187710281 外部リンク]。

3回目:『炭鉱と美術 旧産炭地における美術活動の変遷』
→2021年12月1日(水)午前9時受付開始。申込は[https://ssl.form-mailer.jp/fms/97d4da30710539 外部リンク]。
バトンを受け取る。
『バトン ー創造性を刺激する、読書のためのトークセッション』は、文化芸術に関する書籍を紹介するシリーズです。毎回1冊ずつ本をセレクトし、著者やナビゲーターと共に議論を交えながらその内容を読み解き、文化芸術と社会の関係を考えます。

「バトン」というタイトルには、先人たちへの敬意を込めました。本に書かれているのは、著者が思考し葛藤した痕跡です。それをコンパクトにまとめ、多くの人が手に取ることのできるようにした1冊1冊は、人類が文化や価値観を継承するためのバトンであるといえます。そのバトンを手にした一人ひとりが触発されて何かを始めたり、ものの見方や感覚が変化したりすること、そしてそれがまた別の誰かの手に渡っていくことをイメージしました。

タイトルにはもうひとつ、「創造性」という言葉を使いました。とても大きなテーマですが、どんな観点から文化や芸術を考える際にも、根本的に議論する足がかりになります。表現活動や文化政策の研究・立案、文化施設運営の現場にいる人はもちろん、それぞれの本のタイトルや著者に関心がある人、あるいは、私たちが生きる未来の行方を社会的観点から考えたい人や、人間の本質を哲学的に再考したい人−。どの関心を持つ人でも楽しめるように、わかりやすく、同時に普遍性のある議論を進めます。

シリーズ全体のナビゲーターとして、北海道大学教授の橋本努氏を招きます。経済思想や社会思想を読み解いてきた橋本氏は、人間の創造性や、その根本にある個人の潜在能力を見据え、そこから今日の社会のあり方を論じていきました。「創造性」という言葉は近年様々な場面で使われるようになりましたが、この言葉を巡ってはこれまで、多くの人たちが考え、議論してきた蓄積があります。縦横無尽に先人たちの言葉を紐解いてきた「本を読むプロ」と一緒に、「創造性」の意味を改めて考え直してみませんか?

札幌文化芸術交流センターSCARTS
取り扱う書籍について(ナビゲーターから)

『20XX年の革命家になるには スペキュラティヴ・デザインの授業』 外部リンク

「あなたは20XX年の革命家です。いまから数十年後、未来の世界のどんな部分を、どのように変えていきたいですか?」こんな挑発的な問いかけから始まる本書は、未来をたくましく想像するためのツールです。社会を先取りして生きるためのヒントがたくさん詰まっています。「自分は革命家ではない」と思われるかもしれませんが、革命とは、現在の社会といまの自分の生き方を見直すための、ラディカルな思考実験です。本書で紹介されるスペキュラティヴ・デザインは、刺激的な仕方で新しい生き方を探ります。と同時に、新たな社会問題を提起し、社会を見通す目を養います。本書を通じて、未来を生きる魅力的なロール・モデルを探ってみませんか。

法のデザイン 創造性とイノベーションは法によって加速する 外部リンク
音楽、出版、アート、写真、ゲーム、ファッション、二次創作・・・こうした創造的な活動を世界に通用する文化産業として育てるためには、どんな政策が必要でしょうか。本書は、そのための制作を法と「アーキテクチャー」と呼ばれる制度的な仕掛けの2つの観点から分析し、デザインすることを提案しています。法律は一般に、人々の活動に規制をかけるものだと思われていますが、法律の想定を超えるような技術が次々に生み出される現代社会においては、むしろ強力な法があったほうが、人々の創造活動を刺激することができます。弁護士でもある著者の水野氏は、リアルな法実務の観点から、文化創造のための行政の役割を提起します。「法」×「デザイン思考」=「リーガルデザイン」という新しい考え方の提唱です。

炭鉱と美術 旧産炭地における美術活動の変遷 外部リンク
本書は主に九州と北海道などの産炭地で、どんな芸術活動が営まれてきたのかを丹念にたどっています。炭鉱夫は、一時は花形の職業でした。芸術家として頭角を現す人たちもいました。北海道では、リタイヤした炭鉱夫や地域の人たちもまた、重要な芸術活動の担い手でした。現在、旧産炭地は歴史文化的な遺産として注目されますが、では「遺産」として記憶にとどめるために、アートは何をなしうるのでしょう。そしてアートは、衰退した地域をいかにして再生しうるのでしょう。本書は、産炭地における近年のアートプロジェクトを事例ごとに検討しています。今後の文化支援のあり方を考えるうえで貴重な一冊です。

(橋本努)
プロフィール
長谷川愛(はせがわ あい)
アーティスト。生物学的課題や科学技術の進歩をモチーフに、現代社会に潜む諸問題を掘り出す作品を発表している。IAMAS卒業後渡英。2012年英国Royal College of ArtにてMA修士取得。2016年MIT Media LabにてMS修士取得。2017年から2020年まで東京大学にて特任研究員。2019から早稲田大学非常勤講師。2020から自治医科大学と京都工芸繊維大学にて特任研究員。「(不)可能な子供/(im)possible baby」が第19回文化庁メディア芸術祭アート部門優秀賞。森美術館、アルスエレクトロニカ等国内外で多数展示。著書『20XX年の革命家になるには──スペキュラティヴ・デザインの授業 』

水野祐(みずの たすく)
法律家。弁護士(シティライツ法律事務所)。九州大学GIC客員教授。Creative Commons Japan理事。Arts and Law理事。慶應義塾大学SFC非常勤講師。note株式会社などの社外役員。著作に『法のデザイン −創造性とイノベーションは法によって加速する』、共著に『オープンデザイン参加と共創から生まれる「つくりかたの未来」』など。
Twitter : @TasukuMizuno 外部リンク

國盛麻衣佳(くにもり まいか)
アーティスト。福岡県大牟田市生まれ。先代が炭鉱関係の仕事に従事していたことから地域の歴史に関心をもち、2007年より炭鉱をテーマとした制作活動や美術研究を行っている。女子美術大学美術学科洋画卒、東京芸術大学大学院修士課程美術研究科壁画専攻卒、九州大学大学院芸術工学府環・遺産デザインコース卒、博士(芸術工学)。最近の活動としては、2018年 九州芸文館 筑後アート往来2017→2018「藝術生活宣言-だって楽しいんだもん!-」、2021年 直方谷尾美術館「黒ダイヤにまつわること」出展。2020年『炭鉱と美術―旧産炭地における美術活動の変遷―』(九州大学出版会)出版。同著は2021年 第15回野上紘子記念アート・ドキュメンテーション学会賞を受賞。

橋本努(はしもと つとむ)
1967年生まれ。北海道大学大学院経済学研究院教授。 経済社会学、社会哲学。主な著書に『自由原理 来るべき福祉国家の理念』(岩波書店)、『消費ミニマリズムの倫理と脱資本主義の精神』(筑摩選書)、『経済倫理=あなたは、なに主義?』『解読 ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』』(以上、講談社選書メチエ)、『自由の論法 ポパー・ミーゼス・ハイエク』(創文社)、『帝国の条件 自由を育む秩序の原理』(弘文堂)、『自由に生きるとはどういうことか 戦後日本社会論』『学問の技法』(以上、ちくま新書)など多数。
感染症対策について
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、検温、手指の消毒、マスクの着用の徹底など、適切な対策をとって実施いたします。また、感染拡大状況により内容が変更になる場合があります。
主催
札幌文化芸術交流センター SCARTS(札幌市芸術文化財団)
後援:札幌市、札幌市教育委員会
広報デザイン : 関川航平
お問い合わせ先
札幌文化芸術交流センター SCARTS TEL 011-271-1955 E-mail scarts@sapporo-caf.org
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