シネマシリーズ「映画へと導く映画」今回のゲストは、2021年、『私をくいとめて』で日本映画批評家大賞の監督賞を受賞し、まさに今を生きる女性を深く誠実に描く作品で注目を集める大九明子監督です。大九監督が選ぶ傑作『タレンタイム～優しい歌』『少女は自転車にのって』の上映と、特別講演として上映作品の解説や、ご自身が考える映画の面白さについてお話しいただきます。2作品とも、女性監督による感動作をお届けすることとなりました。このシネマシリーズをきっかけに、次の映画へと出会う旅へ、どうぞお出かけください。

ご来場いただく際は、施設からのお願い事項へのご協力をお願いいたします。  
ご来場の皆様へご協力のお願いと注意事項
*本事業は2021年9月23日（木祝）の振替事業ですが、払い戻し期限を過ぎているため、9月23日のチケットはご利用いただけません。

★監督からのメッセージ    
私は、年長の女性が歳若い女性を照らすような映画に強く惹かれます。    
ハイファ・アル＝マンスール監督の「少女は自転車にのって」はサウジアラビアの社会問題を射抜く辛辣な青春映画。主人公を照らし導く女性が描かれます。しんどい日常の中で、自転車やコンバースといったアイテムが映画に輝きをくれています。日常を輝かせるという点で、ヤスミン・アフマド監督作品にも通ずるものを感じました。美しい映像で美しく生きる人を描くその筆致は、隙あらば観客を楽しませようとふざけてみたり。ヤスミン・アフマド監督というこの偉大な女性の先達は、私の憧れの監督です。    
優しく、時に厳しい。そんな二作品を皆様と観るのを楽しみにしております。  

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