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札幌文化芸術交流センター SCARTS 主催事業 映像 展示 ワークショップ 美術

SCARTS×CoSTEPアート&サイエンスプロジェクト
荒木悠 双殻綱:幕間 BIVALVIA: INTERMISSION

SCARTS×CoSTEPアート&サイエンスプロジェクト 荒木悠 双殻綱:幕間 BIVALVIA: INTERMISSIONイメージ1枚目

《THE LISTENER》 Photo: Masahiro Okada

SCARTS×CoSTEPアート&サイエンスプロジェクト 荒木悠 双殻綱:幕間 BIVALVIA: INTERMISSIONイメージ2枚目

《DRESS REHEARSAL(FOR "BIVALVIA: ACTⅢ")》 Photo: Masahiro Okada

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《Bivalvia: ActⅡ| 双殻綱:第二幕》 Photo: Masahiro Okada

SCARTS×CoSTEPアート&サイエンスプロジェクト 荒木悠 双殻綱:幕間 BIVALVIA: INTERMISSIONイメージ4枚目

Photo: Masahiro Okada

SCARTS×CoSTEPアート&サイエンスプロジェクト 荒木悠 双殻綱:幕間 BIVALVIA: INTERMISSIONイメージ5枚目

Photo: Masahiro Okada

SCARTS×CoSTEPアート&サイエンスプロジェクト 荒木悠 双殻綱:幕間 BIVALVIA: INTERMISSIONイメージ1枚目のサムネイルSCARTS×CoSTEPアート&サイエンスプロジェクト 荒木悠 双殻綱:幕間 BIVALVIA: INTERMISSIONイメージ2枚目のサムネイルSCARTS×CoSTEPアート&サイエンスプロジェクト 荒木悠 双殻綱:幕間 BIVALVIA: INTERMISSIONイメージ3枚目のサムネイルSCARTS×CoSTEPアート&サイエンスプロジェクト 荒木悠 双殻綱:幕間 BIVALVIA: INTERMISSIONイメージ4枚目のサムネイルSCARTS×CoSTEPアート&サイエンスプロジェクト 荒木悠 双殻綱:幕間 BIVALVIA: INTERMISSIONイメージ5枚目のサムネイル
SCARTS×CoSTEPアート&サイエンスプロジェクト

札幌文化芸術交流センター SCARTSと北海道大学CoSTEPが共同し、若い世代のアートとサイエンスに対する探究心や感性を育むことを目的としたプロジェクト。アートの創造性と科学的な探究との相互交流により、世界をひろげる学びの場をつくることを目指しています。

社会的に関心の高い科学的トピックからテーマを設定し、アーティストはそのテーマを出発点として自身の関心領域に引き付けリサーチを重ね、表現に結びつけます。その新たな視点や価値を見出す過程を一緒に体験するトークイベントやワークショップ、成果発表会を実施しています。

テーマ「プレコンセプションケア」

今回設定したテーマは、男女問わず将来の妊娠・出産を考慮し、現在の健康状態を確認したり生活習慣を見直すことで、ライフステージやライフプランに応じた健康づくりの考え方を表す言葉です。WHO(世界保健機構)はこれを「妊娠前の女性やカップルに対して、医学的・行動学的・社会的な介入を行うこと」と定義し、積極的に取り組むことを推奨するなど、近年特に注目されています。

荒木 悠 双殻綱:幕間 BIVALVIA: INTERMISSION

本展は、招聘アーティストの荒木悠が今回のテーマ「プレコンセプションケア」と、自身が作品制作のモチーフとしてきた「牡蠣」、および2017年からライフワークとして取り組んでいる《双殻綱プロジェクト》を結びつけ、探究活動の成果を発表しました。新作と過去作を展示するとともに、制作プロセスや参考資料などもあわせて紹介しました。

《双殻綱プロジェクト》は、全五幕のシリーズとして長期的に制作に取り組んでおり、オペラの構成を模し、各作品を「幕」として発表しています。今回は、『双殻綱:幕間』と題し、第三幕へつながる幕と幕の間として位置づけ、過去作の第一幕と第二幕の展示とともに、プロジェクトのスピンオフとして新作を制作しました。

各会場には、空間と展示作品との関係や役割を強調するため、舞台にまつわる名称(「前説の間」「劇場の間」「奈落の間」「楽屋の間」「呼吸の間」)を設定し、単に作品という成果物を発表するだけでなく、アーティストの探究・創作の過程も同時に示すことで、思考のプロセスを巡る体験を創出しました。



前説の間
(モールA・B)

展覧会の導入の場として、「SCARTS×CoSTEPアート&サイエンスプロジェクト」の概要とテーマ「プレコンセプションケア」についての説明のほか、荒木が行ったリサーチや探究の過程を解説しました。さらに、これらの詳細をまとめたプロジェクトブックも配布しました。

◎【プロジェクトブック】はこちらよりご覧いただけます。
SCARTS×CoSTEP ART&SCIENCE PROJECT BOOK 2024-2025(PDF形式)

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Photo: Masahiro Okada

奈落の間 / 楽屋の間(コート)

「奈落の間」では、新作映像《THE LISTENER》を発表。双殻綱プロジェクトの「幕間」として、荒木にとって初めての試みとなる3DCGによる映像作品を、大型スクリーンと指向性スピーカーによる音響演出により展示しました。また隣接する「楽屋の間」では、双殻綱:第三幕への展望を感じさせるインスタレーションを展開しました。

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《THE LISTENER》
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《DRESS REHEARSAL(FOR"BIVALVIA: ACTⅢ")》
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Photo: Masahiro Okada

劇場の間(スタジオ1・2)

1階の「奈落の間」の真上に位置する、2階「劇場の間」。双殻綱プロジェクトの過去作《Bivalvia: Act Ⅰ|双殻綱:第一幕》《Bivalvia: Act Ⅱ|双殻綱:第二幕》と、第三幕に向けたラッシュ映像(撮影した映像素材をつないだもの)を展示しました。

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《Bivalvia:Act Ⅰ|双殻綱:第一幕》
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《Bivalvia:Act Ⅱ|双殻綱:第二幕》
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《RAW FOOTAGE(FOR"BIVALVIA: ACTⅢ")》
Photo: Masahiro Okada

呼吸の間(モールC)

制作やリサーチの過程で参照した関連資料や素材、派生して生み出された副産物などを展示し、作品をふりかえり思索を深めるなど、来場者の活動が生まれる場として設計しました。
2/16にはワークショップも実施したほか、会期中はイスとテーブルを設置し、休憩や感想の共有の場としても開放しました。

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Photo: Masahiro Okada
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Photo: Yusuke Momma
日時
2025年2月15日(土)~ 3月2日(日)
10:00~18:00
※2月15日(土)のみ14:00開場
会場
札幌文化芸術交流センター SCARTS 
コート、モールA・B・C、スタジオ1・2
アーティスト

SCARTS×CoSTEPアート&サイエンスプロジェクト 荒木悠 双殻綱:幕間 BIVALVIA: INTERMISSIONイメージ画像1
写真:岡﨑果歩

荒木 悠
アーティスト・映画監督

米国ワシントン大学で彫刻を、東京藝術大学では映像を学ぶ。日英の通訳業を挫折後、誤訳に着目した制作を始める。近年の主な展覧会に東京都写真美術館(2024年)、十和田市現代美術館(2023年)、ポーラ美術館(2020年)、資生堂ギャラリー(2019年)、アートソンジェ・センター(ソウル、2019年)など。上映は、ロンドンICA(2021年)、マルセイユ国際映画祭(2021年)、ロッテルダム国際映画祭(2018年、2020年)など多数。
http://yuaraki.com/ 外部リンク

関連イベント

ツアー&ワークショップ
2025年2月16日(日)13:00~16:30

アーティストと北海道大学CoSTEPのスタッフによるギャラリーツアーを実施しました。ツアーでの作品解説の後は、作品制作の背景をより深く知るとともにアーティストの構想に近づく、シナリオを書き直す「改変」ワークショップを行いました。

① アーティストによるギャラリーツアー
時間:13:00~13:45
集合場所:SCARTSモールA・B
対象:誰でも参加可能(事前予約不要)

SCARTS×CoSTEPアート&サイエンスプロジェクト 荒木悠 双殻綱:幕間 BIVALVIA: INTERMISSIONイメージ画像1
Photo: Yusuke Momma

② ワークショップ
時間:14:00~16:30
会場:SCARTSモールC
事前予約制
対象:高校生、大学生、専門学生、教育関係者
*① ギャラリーツアーにも要参加。

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Photo: Yusuke Momma


札幌アートコミュニケーターズプレゼンツ
おしゃべりアート

2月24日(月) 10:00~18:00

おしゃべりアートで作品鑑賞をより楽しく!作品を観ながら感じたことを自由におしゃべり!おもしろかったことや疑問に思ったことをみんなで共有しました。

参加無料
対象:誰でも参加可能(事前予約不要)
企画協力:札幌アートコミュニケーターズ

SCARTS×CoSTEPアート&サイエンスプロジェクト 荒木悠 双殻綱:幕間 BIVALVIA: INTERMISSIONイメージ画像3

主催
札幌文化芸術交流センター SCARTS(札幌市芸術文化財団)、北海道大学CoSTEP、札幌市
協力
無人島プロダクション
広報協力
札幌国際芸術祭(SIAF)
後援
札幌市教育委員会
助成
令和6年度文化庁文化芸術創造拠点形成事業
入場者数
5,513名
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