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SCARTSラーニングプログラム
「公的支援を利用するために -求められていることは何か、取り組みを見直してみる-」
文化芸術事業に取り組む方を対象にしたレクチャー&個別相談会を実施しました。
文化芸術活動を実施するにあたって悩みの種の一つである活動資金の確保。その解決策の一つとして助成金などの公的資金の獲得を目指すも、実際に申請するにあたっては「どのように申請書を書いたらよいのかわからない」、「何度応募しても採択されない」など、難しさを感じることもあります。
そこで今回のラーニングプログラムでは、制度への理解をより深めていただくために、「公的資金を得るために具体的に求められている活動とは何か」をテーマに、制度そのものの考え方に対するレクチャーと、自らの活動を客観的に見直すグループワークを実施しました。また、プログラムの最後には、事前予約制の個別相談会も行いました。
- 日時
- 2024年10月20日(日)
13:00~17:00
[第一部・レクチャー] 13:00~14:00
[第二部・グループワーク] 14:20~15:40
[第三部・個別相談会] 16:00~17:00
- 会場
- SCARTSスタジオ
- 講師
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杉浦 幹男(インディペンデント・ディレクター)
【講師プロフィール】
東京都池袋生まれ。東京藝術大学美術学部芸術学科卒業、大阪市立大学大学院創造都市研究科修了(学術修士)。株式会社三和総合研究所(現、三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社)主任研究員、大阪市立大学都市研究プラザ 特任講師、コンテンツ産業を支援するNPO法人等を経て、平成28年3月まで沖縄アーツカウンシル((公財)沖縄県文化振興会)プログラム・ディレクターを務める。平成28年9月のアーツカウンシル新潟設立とともに、プログラム・ディレクターに就任、令和5年3月退職。
沖縄県、新潟市のほか、静岡県や岡山県、宮崎県等のアーツカウンシル設立および運営に関わり、文化芸術の地域における支援のあり方と役割について考え、実践していく場に身を置き、文化芸術政策のほか、都市・地域における文化産業を含めた地方自治政策全般を専門としている。現在は、インディペンデント・ディレクターとして、国内外のアーツカウンシル及びアートプロジェクトにおけるアドバイザー等を務める。 - プログラム
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[第一部] 13:00~14:00
レクチャー 「“公的支援” とは何か ~意義・必要性をめぐる考え方の違い~」
1. 行政が期待する文化芸術活動
・ 文化政策の目的
・ 文化芸術における公益性とは何か
2. 求められる成果・効果 ~“変化”を考える~
・ 取り組みを客観的に見直す
・ 共感を得るための視点
・ 論理的に分析してみる(ロジック・シンキング)
3. 共感を生むための取り組み事例[第二部] 14:20~15:40
グループワーク 「取り組みを見直すためのグループワーク」
4. 助成金申請書の書き方
・応募要領、申請書を読み解く
・審査員になってみる
・自分の取り組みを見直してみる[第三部] 16:00~17:00
個別相談会(1組15分) - 参加方法
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事前申込制(先着順)申込フォームより受付
- 主催
- 札幌文化芸術交流センター SCARTS(札幌市芸術文化財団)
- 入場者数
- 45名
- チラシダウンロード