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札幌市図書・情報館
主催事業 トーク
魚がいる未来を、選べ。
まずは2023年に発足したDO FOR FISHのビジョンや活動内容等をご紹介いただき、次に水産業の現状と課題について現場からの切り口で解説されました。日本の水揚量はこの40年間で約1/3に減り、獲れるものの魚種交代も起きている今、地産地消に原点回帰することや未利用魚活用の可能性等の意見があがりました。
また、DO FOR FISHが「子供たちがなりたい職業TOP10に水産に関わる職種が入ること」を目指す中、今年度から始まったインターンシップ事業について、これに参加中の大学生から生の声を聞くことができました。
これから大切なことは、ひとりひとりが海に関心を持ち、魚一匹が獲れるまでの背景(どうして美味しいのか、どんな漁師がどんなことをして美味しいものができていくのか)を知ることで食べる以外の楽しみや興味に繋げていくこと。「魚の魅力=魚に携わる人の魅力」であることを伝える努力、見えるようにしていく努力が必要であり、これからも精力的に活動していくと抱負を述べられました。
参加者からは、「普通に魚を食べられることのありがたみを感じた」「ニュースで水産業の現状を知ってはいたが、現場の方のお話を聞いたことで身近な問題としてとらえることができた」等のお声があり、このセミナーが海や魚に意識を向けるきっかけづくりとなれば嬉しく思います。
- 日時
- 2024年8月17日(土)
開演 13:30(13:00開場) - 会場
- 札幌市民交流プラザ SCARTSコート
- 出演
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本間 雅広(一般社団法人DO FOR FISH 代表理事 / 一鱗共同水産株式会社 常務取締役)
大学卒業後、札幌の高校で教員として2年間働いたのち、家業である一鱗共同水産
に入社。ブランディングを通し社の認知度向上と新入社員のリクルートを図るほか、
㈱GAKUとコラボし 「一鱗酒場」を開店するなど、水産の新たな可能性と価値を生み
出すことを目指している。
2023年「魚がいる未来を、選べ。」をビジョンに掲げる一般社団法人DO FOR FISHを
有志とともに設立。
小西 一人(マルショウ小西鮮魚店 代表取締役)
一部上場企業のプロダクトデザイナーから魚屋に転身。
SNSで魚の良さや一次産業者との協業による品質の高さを発信し、業界全体がよくなる
ことを目指す。
大坪 友樹(LAUGH GROUP 代表)
株式会社ラフダイニング 創業者 / 代表取締役
北海道シハチ水産 代表 / NDA 札幌観光大使
一般社団法人DO FOR FISH 理事
一般社団法人日本飲食団体連合会 北海道支部長
一般社団法人北海道飲食業経営審議会 代表理事
一般社団法人DO FOR FISHのHP<外部リンク>:https://dofor.fish/ - 定員
- 50名(事前申込不要・先着順)
- 主催
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札幌市図書・情報館
公益財団法人札幌市芸術文化財団 - 入場者数
- 32名
- チラシダウンロード