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札幌国際芸術祭2024
SIAF2024 ビジターセンター @ SCARTS
SIAF2024 ビジターセンター@SCARTS
初の冬開催となった札幌国際芸術祭2024(略称:SIAF2024)。札幌文化芸術交流センター SCARTSは、雪の都市のアートをめぐる旅の出発点「SIAF2024 ビジターセンター@SCARTS」として、多彩なコラボレーターと協働しながら“札幌の今”を発信しました。
SCARTSを自然公園の「ビジターセンター」になぞらえて、案内・解説・調査研究・体験促進・交流などの機能を有したエリアに分け、各エリアを色でゾーニングすることで視認性と回遊性を高めながら、来場者の鑑賞体験や交流を育む環境を醸成しました。
SIAF2024の総合案内や、日本初公開となったソニーグループによる体験型展示《INTO SIGHT》、SIAFラボとパノラマティクスによる雪国の都市と自然に関するコラボ展示やWIREDによるポッドキャストの公開収録など多彩なプロジェクトを展開。また、展示・イベントに関連して行われたトークやワークショップなども行われ、札幌の今を体現する多様な取組みを紹介しました。
▶ 記録映像
▶ レポート
AXIS web magazine をご覧ください。
札幌国際芸術祭2024
会期:2024年1月20日(土)~2月25日(日)
会場:未来劇場(東1丁目劇場施設)、北海道立近代美術館、札幌芸術の森美術館、札幌文化芸術交流センターSCARTS、モエレ沼公園、さっぽろ雪まつり大通2丁目会場
サテライト会場:札幌市資料館(旧札幌控訴院)、他
https://2024.siaf.jp/
- 日時
- 2024年1月20日(土)~ 2月25日(日)
10:00~19:00
※1月24日(水)、1月25日(木)、2月14日(水)は休催日 - 会場
- 札幌文化芸術交流センター SCARTS SCARTSコート SCARTSスタジオ SCARTSモールA SCARTSモールB SCARTSモールC 札幌市図書・情報館1階 札幌市図書・情報館2階
- コラボレーター
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mangekyo
川尻 竜一
ソニーグループ株式会社
平川紀道
パノラマティクス
SIAFラボ
『WIRED』日本版
札幌市図書・情報館 - 各エリアについて
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総合案内(モールA・B)
「LAST SNOW」の旅はここから
各会場へのアクセスやSIAF2024ガイドブックの配布、チケット販売などの窓口機能を持ちつつ、スタッフ手書きによるおすすめイベント情報や、来場者が自由に札幌のまちやSIAF各会場のおすすめポイントについて書き込みができる「まちの掲示板」など、芸術祭へより能動的に参加できる仕組みを設け、来場者の体験がより豊かになる取り組みを行いました。
展示室(SCARTSコート)
INTO SIGHT at SIAF2024 ーリアルとバーチャルが融け合う世界へー
国内初公開となったソニーグループ クリエイティブセンターによる新たなメディアプラットフォームの実験的な展示《INTO SIGHT》。ソニーのデザイナーによる来場者の動きによって音や光が編かする《Coded Ambience》に加え、2月10日からは、札幌を拠点に活動するアーティスト平川紀道による札幌の自然を題材に制作した新作《雪花譜 / six-petal automata》を公開し、2つの作品が、15分間隔で交互に上映されました。
INTO SIGHT at SIAF2024《Coded Ambience》
平川紀道《雪花譜 / six-petal automata》
Photo by MOMMA Yusuke
研究室(SCARTSモールC)
都市と自然をめぐるラボラトリー
SIAFラボとSCARTSが2018年から継続して取り組んできた札幌の都市機能と自然についての研究開発に基づくコンテンツと、パノラマティクスによる都市論や世界の雪の都市に関するリサーチや雪まつり会場の取り組みの紹介を組み合わせ、札幌という都市と自然の関係をローカルとグローバルの視点から改めて捉え直す展示を展開しました。
積雪と除雪のあいだにうまれた雪の形状を3Dスキャンした「除雪彫刻」や、GPSを搭載した除雪車の位置データの可視化、また今回の展示に合わせ選書された書籍の紹介から、これからのまちについてみんなで考える「VOICEコーナー」などさまざまな取り組みを通して都市と自然の関係について考察しました。
多目的室(SCARTSスタジオ)
みんなの空き地で過ごす
誰もが自由に出入りでき、いろいろな用途で過ごすことができるみんなの空き地。特に、テックカルチャーメディア『WIRED』日本版編集長によるポッドキャストプログラムでは、SIAF2024の小川秀明ディレクターをはじめ、SIAF2024の参加アーティストや各会場のキュレーターなど多岐にわたるゲストが出演し、全18回を公開収録しました。各エピソードはSIAF AS A TOOL:『WIRED』日本版 ポッドキャスト × 札幌国際芸術祭 から視聴可能です。
また、期間中は多数のイベントも実施し、交流の場としても機能しました。各イベントについては、イベントアーカイブページをご覧ください。
図書室(札幌市図書・情報館)
本を読んでめぐろう
札幌市図書・情報館協力のもと、SIAF2024の各会場に関連するデザインやアーティストの作品集や書籍等をセレクトし紹介を行いました。芸術作品の背景や文脈をより深く理解することで、鑑賞の手立てになることや作品に対する新たな洞察を得ることが期待できるなど、来場者が芸術祭をさらに楽しむためのツールとして機能しました。
谷口顕一郎《札幌の凹みスタディ》
見上げてみると...
札幌市出身のアーティスト谷口顕一郎によるあざやかな黄色の彫刻作品。SCARTSに常設された本作品は、札幌の市街地の輪郭をなぞって1枚の板にし、川の流れのある箇所で折りたたみ、立体にしたもの。「都市と自然のかたち」をあらわした作品であり、位置や角度によって様々な見方を提供してくれます。SIAF2024の開催を契機に、改めて多くの人々の目に触れる機会となり、新たな鑑賞者も含めて作品が広く認識されるきっかけとなりました。撮影:藤倉翼
- イベント情報
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【SIAF2024 ビジターセンターイベント】
オープニングトーク「SIAF2024ビジターセンターへようこそ」
日時:1月20日(土)18:30~20:00
会場:総合案内(SCARTSモールA・B)
▶詳しくはイベントアーカイブページをご覧ください。
©札幌国際芸術祭2024
撮影:門間友佑トーク「都市と自然をめぐる」
日時:2月4日(日)15:00~17:00
会場:図書室(札幌市図書・情報館1Fサロン)
▶詳しくはイベントアーカイブページをご覧ください。
©札幌国際芸術祭2024
撮影:クスミエリカツアー&ワークショップ「高校生と考えるアート&サイエンス」
日時:2月10日(土)14:00~17:00
会場:未来劇場(東1丁目劇場施設)、多目的室(SCARTSスタジオ)
▶詳しくはイベントアーカイブページをご覧ください。
撮影:門間友佑トーク「アーティストが語る、札幌の今」
日時:2月23日(金・祝)17:00~19:00
会場:多目的室(SCARTSスタジオ)
▶詳しくはイベントアーカイブページをご覧ください。
©札幌国際芸術祭2024
撮影:クスミエリカ札幌アートコミュニケーターズ「『凹みスタディ』のスタディ2024」
日時:1月28日(日)14:00~16:00、2月18日(日)14:00~16:00
会場:多目的室(SCARTSスタジオ)
主催:札幌アートコミュニケーターズ
▶詳しくはイベントアーカイブページをご覧ください。SNZ「座談会と相談会(話をするよ!話を聞くよ!)」
日時:1月29日(月)14:00~20:00
会場:多目的室(SCARTSスタジオ)
主催:有楽町アートアーバニズムYAU
▶詳しくはイベントアーカイブページをご覧ください。WIREDポッドキャスト公開収録
日時:1月20日(土)15:30~17:00
1月21日(日)16:30~18:30
2月3日(土)13:00~15:40
2月24日(土)11:00~13:30
2月25日(日)15:00~17:00
会場:多目的室(SCARTSスタジオ)
▶『WIRED』日本版ポッドキャストシリーズ『SIAF AS A TOOL』 https://wired.jp/article/siaf-as-a-tool/
©札幌国際芸術祭2024
撮影:門間友佑
【SIAF2024 イベント】
SIAF2024オープニング・ディレクター キャラバン
1月20日(土)10:00~
SIAF2024アーティスト・トーク「チェ・ウラム」
1月20日(土)13:00~14:30
SIAF2024 アーティスト・トーク「雪とはなにか - アートとサイエンスの探求の中で」
1月26日(金)18:30~20:00 ※作家の健康上の都合により、中止となりました。SIAFスクール 教育喫茶 特別編~学校の先生Presents「STEAM STUDY DAY in SCARTS」~
2月17日(土)10:00~18:00
【アルスエレクトロニカ・デー】
SIAF2024アルスエレクトロニカ・デー「スペシャルクロストーク」
2月3日(土)11:00~12:30
SIAF2024アルスエレクトロニカ・デー「LAST SNOW レクチャー特別編」
2月4日(日) 11:00〜12:00
SIAF2024アルスエレクトロニカ・デー「世界最先端のアニメーション作品に出合う!」
2月4日(日) 13:00〜14:30
【みんなでウパㇱテ!! 札幌国際芸術祭2024 公募・連携プロジェクト】
トークイベント "環境危機の時代に私たちは将来について話すべきではありません そんな時間はないのです" (さっぽろ天神山アートスタジオ)
1月23日(火)19:00~21:00第11回 500m美術館賞グランプリ授賞式・アーティストトーク
1月27日(土)16:00~みんなでウパㇱテ!!公募プロジェクトの公開ミーティング
1月30日(火)18:00~20:001990~2020年の札幌現代アートシーンをふりかえる ー創造都市編 ー
2月11日(日)14:00~16:00
【その他】
「若者との共創プロジェクト」報告会
2月12日(月・祝)14:00~16:00 - 主催
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札幌国際芸術祭実行委員会、札幌市、札幌文化芸術交流センター SCARTS(札幌市芸術文化財団)
- 協力
- 札幌市図書・情報館
- 入場者数
- 77,044人(※スカーツコート 32,865人、モールA・B 26,292人、モールC 12,096人、スタジオ 5,791人)
- チラシダウンロード