共に北海道の地域１部リーグからＪリーグ進出を目指すサッカーチームである、ＢＴＯＰ北海道の矢野社長と北海道十勝スカイアースの金澤社長、そしてＢＴＯＰ北海道から濱選手、阿部選手、畠山選手をお招きし、リアルな声をお聴きしました。
　まずは、「サッカー選手」と「もう一つの仕事」を兼業しているＢＴＯＰ北海道の３選手から、普段の生活や仕事、サッカーに対する想いをお伺いしました。
　フォロワー9.2万人を誇るYou Tuberとして活動する畠山選手は、You Tubeでサッカーのことを発信し、試合だけではわからない選手のリアルを観てもらうことで、自身のプレイをも成長させられると話されました。
　高校の非常勤講師を務める阿部選手は、兼業することはセカンドキャリアを考える上で有意義であり、教師としても貴重な経験を積んでいると実感されているそうです。
　そして、以前はコンサドーレ札幌に所属し、現在はコンサドーレサッカースクールコーチの濱選手は、プロ選手を目指す方へのアドバイスとして、常にその日の100％を出し切っているかが重要である。人間は中途半端な記憶をすぐに忘れてしまうものだが、向上できる人ほど、日々の一瞬の感動や後悔を記憶に刻み、その記憶を反復していると話されました。
　セミナー後半の社長同士のトークでは、経営者の立場から、青少年健全育成や地域貢献、社会問題へのスポーツの関わり方について、積極的な意見交換がなされました。両チームともに、行政との関わりが重要であると認識されており、地域に根差した活動から北海道を盛り上げていきたいと熱い想いを述べられました。
　それぞれのトークが広がりを見せ、予定時間を少しオーバーして終焉となりました。
　図書・情報館では、１階サロンにて、登壇者の愛読書と司書が選書したスポーツビジネス関連の図書を展示しました。