HTBのディレクターとして長年乳がん患者の取材を続け、自身も乳がんにり患した阿久津友紀さん、北洋銀行に勤め、異動後新しい仕事に入ったところで乳がんが発覚した藤原紗矢郁さん、えにしテックに勤め乳がんにり患しながらフルリモートで働く関谷繭子さんを講師にお招きし、三者三様の貴重なお話を聴くことができました。
　まず経緯も立場も異なる三人が、り患が発覚した時の気持ちや身近な人にどう伝えたか等、ご自身の具体的な体験談をお話しいただきました。
　また、日本対がん協会で行われたがんに関するアンケートの結果や回答を見ながら、働く世代のがん患者が増えていること、治療をしながら働く人が抱える困難について触れ、講師の方々がどのようにして仕事と両立したのかを交えお話しいただきました。
　「大人のがん教育」の大切さ、自分だけでなく、社会としてのがんとの向き合い方も学べるセミナーとなりました。
　図書・情報館は、１階で関連図書の展示を行うと共に、司書が図書・情報館の活用方法を紹介しました。