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Side Effects 2022-2024 IEIE, Reflected: Phase 1
展示:IEIE クロニクル
札幌文化芸術交流センター SCARTSは、札幌国際芸術祭(SIAF)のもとで活動を行うSIAFラボと連携し、SIAFラボが発案した「Side Effects 2022-2024」のプロジェクトの紹介展示を開催しました。
Side Effects 2022-2024
IEIE, Reflected: Phase 1 展示:IEIE クロニクル
展示概要
《Island Eye Island Ear(島の目、島の耳)》(以下、IEIE)は、1970年半ばに音楽家のデーヴィッド・チュードアが発案し、芸術家の中谷芙二子やジャクリーヌ・マティス・モニエとともに、E.A.T.(Experiments in Art and Technology)のサポートを受けて取り組んだ、孤島を丸ごと楽器化するというスケールの壮大な、しかしゆえに未完にとどまったコンサート計画です。この幻のプロジェクトの今日的な実現性を、北海道・札幌を舞台に探求すると同時に、その過程で生まれる副産物にも耳目を傾けながら、さまざまなR&D(研究開発)を展開しています。
この展示では、島探しの舞台となった欧米だけでなく、その傍ら、もしくは延長として北海道・札幌で始まった「Side Effects 2022-2024」が遭遇する人物や物事をさまざまな視点で関連づけながら俯瞰する空間的年代記を展示しました。
IEIEの実現に向けて繰り広げられた歴史をたどると、美術や音楽に限らない多くの人物や場所、物事との遭遇や、現代の社会問題や科学の研究課題との意外な関連がいくつもみえてきました。
S.I.D.E.(サイド)とは
S.I.D.E.は、パンデミックや持続可能性を巡って全社会的な価値観の変容が迫られる中、札幌国際芸術祭のもと実験的な活動を行うSIAFラボが発案する、R&Dとネットワーク型異分野コラボレーションのプラットフォームを構築するため、長期的なプロジェクトとして活動を始めました。
これは、SIAFラボと北海道大学CoSTEPが共同し、アーティストが芸術作品を制作し、科学者が研究論文を書くだけではない新たな創造性を北海道をフィールドに模索します。
最新情報はSIAFラボウェブサイトをご覧ください。
https://siaflab.jp/
- 日時
- 2022年8月28日(日)~ 9月13日(火)
11:00〜19:00 - 会場
- 札幌文化芸術交流センター SCARTS SCARTSモールC
- お問合せ先
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札幌文化芸術交流センター SCARTS
TEL: 011-271-1955 (9:00〜17:00)
Email: scarts@sapporo-caf.org - 主催
- 札幌文化芸術交流センター SCARTS(札幌市芸術文化財団)、札幌国際芸術祭実行委員会、札幌市、北海道大学 大学院教育推進機構 オープンエデュケーションセンター 科学技術コミュニケーション教育研究部門(CoSTEP)
- 助成
- 令和4年度 文化庁 文化芸術創造拠点形成事業
- 入場者数
- 846名
- チラシダウンロード