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札幌文化芸術交流センター SCARTS
共催事業 講座/研修
彫美連続講座2022 本郷新とピカソ―平和を求める芸術家の旅と造形をめぐって
本郷新(1905 札幌-1980 東京)は、いまだ一般人の海外渡航が制限されていた1950年代に二度、ヨーロッパや中東、アジアを旅しました。 旅の途中、プラハやウィーンの街角で、本郷新はパブロ・ピカソの《鳩》が「諸国民平和大会」のポスターに用いられているのを目にします。 平和運動に高い関心を抱いていた本郷は平和を象徴する鳩の力強い生命感に心動かされ、繰り返しこの体験を文章に綴りました。
本講演は、ピカソを平和のために活動する芸術家として敬愛した本郷の思いと、本郷の代表作である札幌駅前の《牧歌》や《鳥を抱く女》などに見られる造形上のオマージュを検証する内容となりました。
本講演は、ピカソを平和のために活動する芸術家として敬愛した本郷の思いと、本郷の代表作である札幌駅前の《牧歌》や《鳥を抱く女》などに見られる造形上のオマージュを検証する内容となりました。
- 日時
- 2022年7月16日(土)
10:30~12:00(開場10:00) - 会場
- 札幌文化芸術交流センター SCARTS SCARTSコート
- 講師
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山田のぞみ(やまだ・のぞみ)
本郷新記念札幌彫刻美術館を経て、現在札幌芸術の森美術館学芸員。
北海道大学大学院文学研究科博士後期課程修了。専門はスペイン美術史、近現代彫刻史。
担当展覧会に「彫刻家・本郷新のみた『異国』」、「本郷新と『無辜の民』」など。 - 入場者数
- 会場聴講 34人
オンライン聴講 16人