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さっぽろウインターチェンジ 2021
Extreme Data Logger : 都市と自然の記憶
さっぽろウインターチェンジ2021
札幌の冬を、普段と違う見方でクリエイティブに楽しむプログラム「さっぽろウインターチェンジ」も今年で3回目を迎えます。
今回は、札幌国際芸術祭のもとで活動するSIAFラボとSCARTSによる新たな共同プロジェクトを紹介する展覧会を開催します。
Extreme Data Logger : 都市と自然の記憶
展覧会概要
2020年、全世界を新型コロナが覆い尽くしました。世界中の多くの文化施設や催しが来場者に社会的距離を保つことを求め、オンラインに可能性を見出そうとする中、私たち、SIAFラボとSCARTSは、まったく逆とも言えるアプローチから、新たなアートプロジェクトを立ち上げました。
そのアプローチとは、屋内に留まるのではなく、積極的に野外へ出よう、それもネットにつながらないような過酷な環境へ出て、そこで芸術を考えてみよう、というものです。それは単純な逆転の発想から生まれたわけではなく、むしろ、私たちが札幌で続けてきた多くのプロジェクトに通底していた志向が、新型コロナをめぐる状況の中で急速に顕在化した結果であり、必然的に導かれたものだと言えるでしょう。高度な近代都市でありながら、北の豊かな自然に隣接する札幌で、都市文化としての「芸術」の意味をどのように受け取り、どのように価値づけるのか。札幌らしい現代の芸術とは何か。つららや除雪、成層圏気球を扱うプロジェクトを通して、それを問い続けてきた私たちにとって、もっとも包括的かつ先鋭化したアートプロジェクトが生まれました。
ビッグデータ以降の現代社会を背景とし、北の大地を舞台に展開するメディア・アート・プロジェクト「Extreme Data Logger & Radical Data Visualization」です。
この展覧会では、この新たなアートプロジェクトの基点となる「エクストリームデータロガー」という考え方を紹介すると同時に、そこから生まれるであろう作品のアイデアや試作を、「彫刻」という芸術形態や、「ホワイトキューブ」と呼ばれる美術館の展示室などを引用して展示します。
企画:SCARTS x SIAFラボ
ディレクション:小町谷圭、平川紀道(SIAFラボ)
制作:小町谷圭、石田勝也、船戸大輔、平川紀道(SIAFラボ)、久保田晃弘(SIAFラボプロジェクトリーダー)
テクニカルディレクション:岩田拓朗(SCARTSテクニカルディレクター)
撮影:門間友佑
デザイン:IMPROVIDE Co.,Ltd.
- 日時
- 2021年2月5日(金)~ 14日(日)
10:00~19:00 - 会場
- 札幌文化芸術交流センター SCARTS SCARTSスタジオ SCARTSモールC
- 主催
- 札幌市、札幌文化芸術交流センター SCARTS(札幌市芸術文化財団)、札幌国際芸術祭実行委員会
- 協力
- 札幌市雪対策室
- 助成
- 令和2年度日本博を契機とする文化資源コンテンツ創成事業
- 入場者数
- 1937名