ここから本文です。
札幌市図書・情報館
主催事業 講演
この格差って何ですか?
~クイズで考える同一労働同一賃金~
社会保険労務士会が受講者に〇×クイズを出題し、判例に基づいて正解を説明したあと、北海道労働委員会の委員が公・労・使それぞれの立場で意見を述べる形式で開催。
「同一労働同一賃金」については制度がはじまってまもなく、数少ない判例もケースごとに異なっており、委員からも「わかりやすくない、というのが正直なところ」とコメントがありました。不合理な格差かどうか分かれるポイントとしては、①責任の程度や職務の内容に違いがあるか、②配置変更の有無や範囲、③その他の事情、の三点であり、この③がマジックワードかつ結果を左右するものだと解説がありました。
10月13日、15日に立て続けにあった最高裁判決にも触れ、15日の判決では非正規雇用側の勝訴となったことについて各委員から率直な感想が述べられ、参加者は興味深く聞き入っていました。
最後にまとめとして、雇用されている人は、採用時は労働条件通知書を確認し、就業規則をよく読むことから始めること、経営者や総務・人事担当者は、従業員の待遇が職務にあっているか、金額は妥当か点検し、労働条件の説明をしっかりできるようにしすることが重要だと話しました。
また、図書・情報館は、職場トラブルに関する本の展示や本棚の紹介を行ない、ブックリストを配布しました。
「同一労働同一賃金」については制度がはじまってまもなく、数少ない判例もケースごとに異なっており、委員からも「わかりやすくない、というのが正直なところ」とコメントがありました。不合理な格差かどうか分かれるポイントとしては、①責任の程度や職務の内容に違いがあるか、②配置変更の有無や範囲、③その他の事情、の三点であり、この③がマジックワードかつ結果を左右するものだと解説がありました。
10月13日、15日に立て続けにあった最高裁判決にも触れ、15日の判決では非正規雇用側の勝訴となったことについて各委員から率直な感想が述べられ、参加者は興味深く聞き入っていました。
最後にまとめとして、雇用されている人は、採用時は労働条件通知書を確認し、就業規則をよく読むことから始めること、経営者や総務・人事担当者は、従業員の待遇が職務にあっているか、金額は妥当か点検し、労働条件の説明をしっかりできるようにしすることが重要だと話しました。
また、図書・情報館は、職場トラブルに関する本の展示や本棚の紹介を行ない、ブックリストを配布しました。
- 日時
- 2020年10月27日(火)
18:30 ~ 20:30 - 会場
- SCARTSコート
- 出演
-
北海道社会保険労務士会
特定社会保険労務士 富樫 真紀子
社会保険労務士 川北 光晴
社会保険労務士 小野 雅人
特定社会保険労務士 多屋 美織
北海道労働委員会 公益委員 朝倉 靖
労働者委員 辻󠄀田 一浩
使用者委員 百瀬 康弘 - 主催
- 札幌市図書・情報館、北海道社会保険労務士会、公益財団法人札幌市芸術文化財団
- 定員
-
先着40名(事前予約制)
- 申込方法
-
10月12日(月)11時より申込開始。
イベント予約システム(https://www.library.city.sapporo.jp/event ※利用には貸出券とパスワードが必要)、もしくは電話(011-208-1113)でお申し込みください。
※感染症拡大防止のため、氏名と電話番号をご登録いただきます。
(感染者が発生した場合、保健所等に連絡先を提供する場合があります。この他の目的には使用しません) - 来館時のお願い
-
・マスク着用、入館時の手指消毒をお願いいたします。(ご協力していただけない場合は入館をお断りする場合があります)
・発熱、咳がでるなど体調がすぐれない場合は、ご参加をお控えください。 - 感染対策
-
・座席の間隔をあけています。
・換気が十分おこなわれた会場で実施します。
・講師はマスクまたはマウスシールドを着用します。
・参加者の方にマスク着用をお願いします。 - 入場者数
- 30名
- チラシダウンロード