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札幌文化芸術交流センター SCARTS
主催事業 映像 展示
中島洋 市民参加型アートプロジェクト「記憶のミライ」
令和2年度SCARTS公募企画事業に採択された、中島洋氏による市民参加型アートプロジェクト「記憶のミライ」の成果としての展覧会を開催しました。
「歴史が浅いと言われる札幌でも、その根底には名もなき市民の毎日の小さな暮らしの積み重ねがあり、その営みが大きな波となって札幌の歴史をつくっている」と考える中島氏が呼びかけ、市民から65年前~35年前の8ミリフィルムが247本、約45時間分集まりました。展覧会では、その中から選んだ約5時間分のフィルムをデジタルに変換し、スタジオ内に設置した4つのスクリーンと、中央の水槽に投影するインスタレーションを制作。観客は、天井の蛇口から水滴が落ちる水槽に、自由な長さに切ったフィルムを浮かべることができ、過去の記憶が映った水面に、現在を生きる人々が関わる参加型の作品となりました。
また、スクリーンの外側には、登別映像機材博物館が所蔵するさまざまな8ミリカメラや映写機材が展示され、来場者が年代物の映像機材に触れられる貴重な機会も設けられました。
「歴史が浅いと言われる札幌でも、その根底には名もなき市民の毎日の小さな暮らしの積み重ねがあり、その営みが大きな波となって札幌の歴史をつくっている」と考える中島氏が呼びかけ、市民から65年前~35年前の8ミリフィルムが247本、約45時間分集まりました。展覧会では、その中から選んだ約5時間分のフィルムをデジタルに変換し、スタジオ内に設置した4つのスクリーンと、中央の水槽に投影するインスタレーションを制作。観客は、天井の蛇口から水滴が落ちる水槽に、自由な長さに切ったフィルムを浮かべることができ、過去の記憶が映った水面に、現在を生きる人々が関わる参加型の作品となりました。
また、スクリーンの外側には、登別映像機材博物館が所蔵するさまざまな8ミリカメラや映写機材が展示され、来場者が年代物の映像機材に触れられる貴重な機会も設けられました。
- 日時
- 2020年7月11日(土)~ 20日(月)
11:00 ~ 19:00 - 会場
- SCARTSスタジオ
- 関連イベント「中島洋&協力者トーク」
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日時:7月11日(土)18:00~
場所:展示会場内
定員:20名程度 - 作家略歴
-
中島洋 Yo Nakajima
映像作家、美術家、シアターキノ代表
1970~ 北海道大学在学中から実験映画、インディーズ映画の自主制作、自主上映を始める。
1983~ ビデオ・インスタレーション、パフォーマンス、舞台美術など表現の場を広げ、
野外彫刻展や現代作家展などグループ展多数出品
1984 北海道立近代美術館「イメージ・道」展新人賞受賞
1989 イメージフォーラムフェスティバル準グランプリ受賞
1990 ヨーロッパ・メディアアート・フェスティバル招待
1992 札幌のミニシアター閉館に伴い、札幌における役割として市民出資を募り
NPO型映画館「シアターキノ」設立。運営に専念するために制作活動を休止する。
1996 札幌市民文化奨励賞
2018 映像作家、美術家としての制作活動を再開する。
紅櫻公園アートannual 2018に「公平中立」を出品
2019 500m美術館入選展に選定、「水の部屋世界の窓」出品
紅櫻公園アートannual 2019に「水がなくなる日」出品
2020 札幌文化芸術交流センター SCARTS公募企画事業に採択され「記憶のミライ」展
秋より1年かけて短編映画・仮題「Wakka(水)」を制作、2021年秋完成予定 - 協力
- 井上大介、小林大賀、中島ひろみ、中島彌生、中野均、松塚典子、丸田知明、山本敏、池田工機、シアターキノ、3KG、登別映像機材博物館、(株)プリズム、(株)ユニプラス、8ミリフィルムをご提供頂いた数多くの市民の皆さん。
- 主催
- 中島洋(映像作家・美術家・シアターキノ代表)、札幌文化芸術交流センター SCARTS(札幌市芸術文化財団)
- 入場者数
- 856名
- チラシダウンロード