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札幌文化芸術交流センター SCARTS
主催事業 展示
齋藤玄輔|THIS PLACE THIS TIME 2020 sapporo / ディスプレイス ディスタイム 2020 サッポロ
平成31年度のSCARTS公募企画事業として採択された、齋藤玄輔氏による巨大な版画作品「THIS PLACE THIS TIME 2020 sapporo」の展示が、2020年2月23日(日・祝)から、SCARTSモールCの大窓(高さ10m×幅20m)で行われました。新型コロナウイルスの緊急事態宣言発令に伴い、同年3月8日(日)までを予定していた会期は3月29日(日)まで延長となりました。
齋藤玄輔氏は1975年旭川市生まれ。北海道に自生する植物を採取し、押し花にしたものから版をつくり、カーボン紙をのせ、インク面を削り落としていく版画手法を使って制作された作品は、日中はインクが削られた部分に光が透過し、植物の姿が浮かび上がります。離れて見ると大きな渦巻き状の連なりが現れ、時間によって見え方が変化し、その場所と時間によって異なる鑑賞ができる作品となりました。
齋藤玄輔氏は1975年旭川市生まれ。北海道に自生する植物を採取し、押し花にしたものから版をつくり、カーボン紙をのせ、インク面を削り落としていく版画手法を使って制作された作品は、日中はインクが削られた部分に光が透過し、植物の姿が浮かび上がります。離れて見ると大きな渦巻き状の連なりが現れ、時間によって見え方が変化し、その場所と時間によって異なる鑑賞ができる作品となりました。
- 日時
- 2020年2月23日(日・祝)~ 3月29日(日)
時間:9:00~22:00
※3月29日(日)まで会期延長となりました。
※3月9日(月)は作品メンテナンスの為、ご覧いただけませんのでご了承ください。 - 会場
- 札幌文化芸術交流センター SCARTS SCARTSモールC
- 作品について
-
世界中の各種植物は生存可能な環境のもとでしか生息できません。
その地に自生する植物は、その環境・その「場」を表します。
ジリジリと昇ってくる日の出を見ていると、踏みしめている大地が自転する地球の動きを体感できます。
同時に地球の裏側では日の入を迎えています。その地にふりそそぐ光は、その場所の「時間」を表しています。
私の作品は、その地に自生する植物たちを採取し、押し花にしたものから版をつくります。作成した版上にカーボン紙をのせインク面を綿などで少しずつ削り落としていく手刷りの版画作品です。刷り上げたカーボン紙はインクが削られた部分が薄くなるため、裏から光をあてると透過し、光が無くなると黒一色になります。
その「場」の自然を表す植物を用いて、
その場所の「時間」を表す日の光を用いて透過する作品です。
本展「THIS PLACE THIS TIME 2020 sapporo」では、多くの人々が集い、日の光が降り注ぐ札幌市民交流プラザ2階の大窓を使用して、私たちが日々の生活で目にする北海道の植物たちが浮かび上がる作品を展示します。2週間のみ、日中にだけ表れる、日常とは違う幻想的な青い空間を感じとっていただければ幸いです。 - プロフィール
-
齋藤玄輔(さいとう げんすけ)1975年旭川市生まれ
2018 JRタワー・アートプラネッツ・グランプリ2018/グランプリ受賞/札幌市・プラニスホール
2017 個展/旭川市・中原悌次郎記念旭川市彫刻美術館ステーションギャラリー
2013 a★muse★land☆tomorrow 2013 サークル○オブ○アート/札幌市・北海道立近代美術館
2012 個展/札幌市・Temporary space
2011 語り合う相手としての自然-Conversing with Nature-/美唄市・アルテピアッツァ美唄 - 主催
- 齋藤玄輔、札幌文化芸術交流センター SCARTS(札幌市芸術文化財団)
- 入場者数
- 4,618名
- チラシダウンロード