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お知らせ

2019年8月29日(木)

札幌文化芸術劇場 hitaru

【公募企画事業取材レポート】北海道ダンスプロジェクト主催 HDP DANCE PREMIUM 2019①!

札幌市内で継続的に活動している文化芸術団体と共に、札幌文化芸術劇場 hitaruの開館から1年間のオープニングシリーズを盛り上げる公募企画事業。

今回は、9月22日(日)北海道ダンスプロジェクト主催「HDP DANCE PREMIUM 2019」にて上演されるジュニアヒップホップの振付・指導を行う西野武さんと北海道ダンスプロジェクト会長・宏瀬賢二さんへのインタビューをお届けします。

※左から、宏瀬賢二さん、西野武さん
※左から、宏瀬賢二さん、西野武さん

※左から、宏瀬賢二さん、西野武さん
※左から、宏瀬賢二さん、西野武さん

―7月13日(土)、14日(日)の2日間、小学3年生から中学1年生42名がヒップホップワークショップに参加しました。この子どもたちは、9月22日の公演でダンスを披露することになります。ワークショップはいかがでしたでしょうか。

西野さん
率直に楽しかったですよ!

宏瀬さん
そうだね。ダンス経験がなくても、動物的な本能で(笑)覚えていく様子がみられたよね。1日目は全く動けなかった子も、2日目はついていこう!やっていこう!という意思がみえたよね。このあと公演に向けて、もっと練習を重ねて仕上げていければと思います。そして、これを機会に「集団で行動すること」というものも体験して、楽しんでもらえればと思います。

西野さん
本当にこの舞台に立つこと自体が、貴重な経験になると思うんです。舞台に立つことは勇気がいることかもしれないけれども、チャレンジしてほしい。これから、精一杯頑張って本番は楽しんでもらえれば嬉しいです。


―西野さんご自身がダンスを始めたきっかけは。

西野さん
小学生のときに、宏瀬ダンスカンパニー(現・ダンススタジオマインド(舞人)の前身)で、兄がブレイクダンスをやっていました。それをみて、ちょっと面白そうだなと思って始めました。そのあと一時期辞めていたのですが、「ダンス甲子園」という番組をきっかけに、「ヒップホップかっこいいな!」「ダンスやりたいな!」と思い、15歳から再開しました。宏瀬先生とは、小学生のときに出会いました。

宏瀬さん
まあ、食べ物につられて始めたよね(笑)その頃は西野がスケートボード好きでね。だから、それを取り入れて舞台に立たせたんです。「スケボーが好きなら、それで舞台横切ってみて!」みたいな。これがダンスの舞台に立ち、自然とダンスに触れるきっかけになったよね。

西野さん
当時はまだ小学2年生くらいだったかな…何がなんだかよくわかっていなかったと思う。まさに本能で、スケートボードをした感じです(笑)でも、その頃の記憶はやはりあるんです。今でも、当時舞台で踊った音楽や振付、衣装、さらにメイクまでも所々覚えていて。よくわかっていなかったけれど、自分にとって舞台に立った経験がやはり「思い出」なんだと思います。

宏瀬さん
そうだよね。舞台というものは、やっているときは「わからない」ものでも、記憶には「残る」んだよね。


―宏瀬さんとのエピソード

西野さん
……宏瀬先生は……やっぱり…めちゃくちゃ怖かったですね…怒鳴ってましたねー(笑)今もパワフルですが、それ以上でした。

宏瀬さん
(笑)

西野さん
ダンスに関わってからは、宏瀬先生にずっとお世話になっています。

宏瀬さん
西野は注意しても、「聞こう」としてくれていたよね。やはり、マナーというのは大事なんです。

西野さん
宏瀬先生は「特にヒップホップだから、マナーなどには気をつけろ」とおっしゃっていました。やはりこのジャンルに対して、だらしないというイメージを持たれがちなので、その分マナー的には気をつけていかないと、ということだと思うんです。

宏瀬さん
僕自身大阪のミュージカル養成所で学び、その後札幌へ移住して教えるようになり、ヒップホップと出会いました。今では学校の授業でも取り入れるまでになりましたが、当時は世間から冷たい目でみられていたジャンルだと思います。だからこそ、礼儀作法については厳しく指導しました。ダンサーはいい子たちなのに、イメージだけでそういう風に思われることが「もったいない」と思ったんですよね。

西野さん
そうですね。本当に大事なことですね。


―今回の公演について

西野さん
今回は3つのジャンルに分かれていますが、うち、僕は第2部の振付を担当しています。

宏瀬さん
様々な団体が出演する公演なので、小学生から60歳台まで幅広く出演します。この劇場で「踊ってほしい!」という思いで舞台を企画しています。色々なジャンルがひとつのコンセプトを軸に融合する機会なので、様々な「ダンス」を観る機会になると思っています。このフライヤーをみても、「この公演、何だろう?」ってまず思うでしょ?(笑)

西野さん
おばあちゃんもいますしね(笑)

宏瀬さん
色々なジャンルが融合することでの苦労もあります。例えば、フラ(ダンス)は一つ一つの動きに意味があるので、ジャズダンスの演出部分で「走ってください!」と言っても「ただ走ることはできません!」と言われてしまったり…(笑)でも、様々なジャンルに触れることで勉強になりますし、出演者も「違うジャンルのダンスに挑戦しようかな?」と思ってくれる機会にもなるんです。この公演が、観客はもちろんのこと出演者同士も今まで知らなかったジャンルのダンスに触れ、「楽しい!」と思っていただければ嬉しいですね。

西野さん
お客さんの中で「自分もやってみたいな」と思っていただければと思っています。ダンスは誰にでもできるもの、楽しいものということが伝わればな、と。



総勢400名が出演する、まさにダンスの融合を表現した公演!
その中でダンスはもちろんのこと、マナーや礼儀作法など…子どもたちも人として大きく成長できるのではないでしょうか。
どうぞご期待ください!!

公演詳細はこちらから>>>

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