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お知らせ

2018年10月2日(火)

札幌文化芸術劇場 hitaru

【公募企画事業取材レポート】日本バレエ協会「ドン・キホーテ」②

 札幌市内で継続的に活動している文化芸術団体と共に、札幌文化芸術劇場 hitaruの開館から1年間のオープニングシリーズを盛り上げる公募企画事業。この公演に向けた各団体の様子を【公募企画事業取材レポート】と題し、定期的にお届けしております。
 今回は10月14日(日)上演、日本バレエ協会主催「第39回 全道バレエフェスティバル・イン・サッポロ『ドン・キホーテ』」のオケ合わせの様子をお伝えいたします。
※なお、本公演はチケットが完売しております

 2週間後の上演となる「ドン・キホーテ」。この日は、オーケストラを交えたリハーサルでした。それぞれが衣装を身にまとい、舞台スタッフの確認、そして「生オケ」での練習…“いよいよ”という熱気がスタジオに広まっていました。

イメージ中央:篠原聖一さん
※中央:篠原聖一さん
イメージ中央:篠原聖一さん
※中央:篠原聖一さん

第3幕のリハーサルの様子1枚目
第3幕のリハーサルの様子1枚目
第3幕のリハーサルの様子2枚目
※第3幕のリハーサルの様子
第3幕のリハーサルの様子2枚目
※第3幕のリハーサルの様子

 この日は、演出・振付家である篠原聖一さん指導の元、全幕を通したスケジュール。「オーケストラと練習できるのは、これが最初で最後!」ということで、今回の指揮者である磯部省吾さんと篠原聖一さんが時折会話をしながら、ダンサーの動きや音楽のリズム、きっかけを細かく確認していました。

左:磯部省吾さん、右:篠原聖一さん
※左:磯部省吾さん、右:篠原聖一さん
左:磯部省吾さん、右:篠原聖一さん
※左:磯部省吾さん、右:篠原聖一さん

 バレエの場合、音楽のテンポやきっかけが非常に重要です。もし、テンポが極端に早くなってしまうと、ダンサーは踊れなくなってしまいます。また、音楽のきっかけを誤ってしまうと、踊り始めることができなくなってしまうのです。オーケストラに「オーケストラが正しく奏でなければ、ダンサーの怪我に繋がるかもしれない。」と語りかける磯部さんの言葉が、「動きと音楽の融合」がバレエの醍醐味であることを表現しているように感じました。

篠原聖一さんからのダメ出しを聞くダンサーたち
※篠原聖一さんからのダメ出しを聞くダンサーたち
篠原聖一さんからのダメ出しを聞くダンサーたち
※篠原聖一さんからのダメ出しを聞くダンサーたち

 そして、ダンサーたちも音楽に背中を押されることを表すかのように、「やはり、オーケストラとの共演は高揚感に繋がりますね!」と力強く話してくれたのは、メルセデス役の桝谷まい子さん。今回メルセデス役に初挑戦するという桝谷さんは、「いつもはキトリのような活発で、テクニックも沢山あるような役が多いので、メルセデスという大人の佇まいを醸し出す役は挑戦。音楽の使い方やスペインの民族舞踊を意識した振付に、いつもとは違う感覚で身体を使っているので筋肉痛になったりもして…」と苦笑い。「でも、役を純粋に“楽しむ”感覚が嬉しいです」と語ってくれました。「今回こうして札幌に新しくできた劇場で踊れることが誇らしい。この先、この劇場が北海道の人が活躍できる場所となっていければ嬉しいです」とhitaruの誕生に温かい言葉を寄せてくださいました。

桝谷まい子さん
※桝谷まい子さん
桝谷まい子さん
※桝谷まい子さん

 緞帳が開くのはもうすぐそこ!次回は、本作に出演している皆さんの“豪華対談”をお届けします。

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