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札幌文化芸術交流センター SCARTS
講演 美術
彫美連続講座2024
「北海道・謎の彫刻史」
- 日時
- 2025年3月15日(土)
10:30-12:00(10:00開場) - 会場
- 札幌文化芸術交流センター SCARTS SCARTSコート
- 講師
- 佐藤友哉(美術評論家、前札幌芸術の森美術館館長)
- 料金
- 500円(事前申込制/当日会場にてお支払いください)
- 主催
- 本郷新記念札幌彫刻美術館(札幌市芸術文化財団)
- 共催
- 札幌文化芸術交流センター SCARTS(札幌市芸術文化財団)
- お問い合わせ先
- 本郷新記念札幌彫刻美術館 011-642-5709(10:00~17:00、月曜休館)
- チラシダウンロード
北海道美術の草創期から近世にいたるさまざまな彫刻や造形物をたどってみると、そこには興味深い作品が数多く出現して驚かされます。
《中空土偶》をはじめとする縄文時代のさまざまな土偶たち。続縄文時代に生まれたクマをテーマにした造形の数々。またオホーツク文化期にも出現したクマの造形や、不思議な《牙製女性像》など。さらに円空や木喰など、近世の蝦夷地に渡って来た造仏聖が遺したユニークな仏像。もちろんアイヌの人々がみごとな彫刻を施したイクパスイという祭具なども膨大につくられました。しかしこれらの造形にはわからないことも多く、多くの謎を秘めています。
本講座では、これまでにあまり彫刻として語られることのなかった近代以前の造形を遡りながら、そこにくり広げられた作品の魅力とその謎に光を当て、美術としての北の造形の奥深さを探ります。