本郷家の家政婦を1969年からされている志村律子さんをお招きし、長年にわたり間近で見てきた彫刻家 本郷新（1905-1980）の姿についてお話しいただきます。
東京の梅ヶ丘のアトリエに住み込みで働き、家族みんなから「りっちゃん」と親しみを込めて呼ばれていた律子さんは、本郷新にとっても、家事だけではなく、彫刻制作のうえでなくてはならない存在でした。
多くの時間を共にするなかで感じた本郷新の人柄はもちろん、朝起きてからの日課や、アトリエでの様子、彫刻の制作秘話、宮の森の土地購入のきっかけなど、これまでほとんど知られていないエピソードの数々がいま明かされます。
また、一緒に暮らしていた本郷新の孫で俳優の本郷弦さんにもご登壇いただきます。
お二人の掛け合いのトークから飛び出すさまざまな思い出話からは、飾らない素顔のままの本郷新が見えてくることでしょう。