出演/羽佐竹神楽団(はさだけかぐらだん)
演目/神降し(かみおろし)/葛城山(かつらぎさん)/
八岐大蛇(やまたのおろち)

伝統×エンターテインメント、
進化を続ける
地域文化の一大絵巻

神楽は、神を祭るために演じられる我が国最古の神事芸能。一説によると、その起源は古事記や日本書紀に記されている「天岩戸(あまのいわと)伝説」にまでさかのぼるとされています。諸説ありますが、神を迎える神聖な場所「神座(かむくら)」が語源とされ、鎮魂・五穀豊穣・厄災の払拭への祈り、豊作への御礼のために演じられた歌舞を「神楽」と呼ぶようになったといわれています。
広島の神楽は、島根県石見地方の神社で舞われてきた大元神楽の流れをもとに、島根県の出雲神楽や九州の岩戸神楽など、さまざまな地方の神楽が融合したもの。「芸北神楽」「安芸十二神祇」「芸予諸島の神楽」「比婆荒神(ひばこうじん)神楽」「備後神楽」の5つの神楽に大きく分けられ、県内には300近くの神楽団が存在します。今回の公演で登場するのは、芸北神楽を受け継ぐ「羽佐竹(はさだけ)神楽団」。広島県北西部の安芸高田市において江戸時代から活動する神楽団で、1979年に広島県無形民俗文化財に指定。1990年には「羽佐竹子ども神楽団」を結成し、子どもたちに地域の伝統文化を伝え、神楽継承者の育成に努めています。現在もベテランから若手、高校生まで、さまざまな年代の団員が一体となって舞の技を磨いています。

神楽は、神を祭るために演じられる我が国最古の神事芸能。一説によると、その起源は古事記や日本書紀に記されている「天岩戸(あまのいわと)伝説」にまでさかのぼるとされています。諸説ありますが、神を迎える神聖な場所「神座(かむくら)」が語源とされ、鎮魂・五穀豊穣・厄災の払拭への祈り、豊作への御礼のために演じられた歌舞を「神楽」と呼ぶようになったといわれています。
広島の神楽は、島根県石見地方の神社で舞われてきた大元神楽の流れをもとに、島根県の出雲神楽や九州の岩戸神楽など、さまざまな地方の神楽が融合したもの。「芸北神楽」「安芸十二神祇」「芸予諸島の神楽」「比婆荒神(ひばこうじん)神楽」「備後神楽」の5つの神楽に大きく分けられ、県内には300近くの神楽団が存在します。今回の公演で登場するのは、芸北神楽を受け継ぐ「羽佐竹(はさだけ)神楽団」。広島県北西部の安芸高田市において江戸時代から活動する神楽団で、1979年に広島県無形民俗文化財に指定。1990年には「羽佐竹子ども神楽団」を結成し、子どもたちに地域の伝統文化を伝え、神楽継承者の育成に努めています。現在もベテランから若手、高校生まで、さまざまな年代の団員が一体となって舞の技を磨いています。

石見神楽を源流とする芸北神楽は、江戸時代に伝わって以来、時代の流れに沿って進化を続け、独自性の高い神楽を展開してきました。その特徴は、昔ながらの伝統を継ぐ神事としての舞に、エンターテインメント性と高い演劇性が加えられていること。歌舞伎や能、舞踊といった要素も取り込んで、演目ごとに趣向が凝らされた、観客を楽しませる演出を展開します。
本公演の演目では、「葛城山(かつらぎさん)」は土蜘蛛の変化する様やおどろおどろしい面や衣裳に、「八岐大蛇(やまたのおろち)」は巨大な8体の大蛇と須佐之男命(すさのおのみこと)の勇壮な演舞に注目。いずれもスピーディーで迫力あふれる舞台を繰り広げます。
今回の「ひろしま神楽」は、古式ゆかしい日本の伝統文化に触れながら、勧善懲悪の分かりやすいストーリーと華やかなエンターテインメントを満喫できることが魅力。北海道ではあまりなじみがない芸能ですが、舞と奏楽が一体となった一大絵巻を、ぜひ生の舞台でご体感ください。

hitaruのひととき
「ひろしま神楽」

2023年10月29日(日)
札幌文化芸術劇場 hitaru
開場13:00 開演14:00
※16:00終演予定、休憩あり

全席指定・税込
一般3,000円、U25 1,500円
(4歳以上入場可能)

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公演とあわせてお楽しみください
◎ 衣裳・道具特別展示コーナー
◎ 衣裳着付け体験
◎ 広島物産展
[いずれも公演当日/劇場ホワイエ]