2025
OCT-NOV

10-11

ジンギスカンや海鮮グルメなど、
北海道・札幌を代表する味覚は、なぜ人々の舌と心を惹きつけるのか。
おいしさの背景やルーツなど、道民も意外と知らないグルメ秘話をご紹介。
そのグルメが味わえる「創成おさんぽMAP」掲載店情報も併せてどうぞ。

ジンギスカンや海鮮グルメなど、北海道・札幌を
代表する味覚は、なぜ人々の舌と心を惹きつけるのか。おいしさの背景やルーツなど、道民も意外と知らないグルメ秘話をご紹介。そのグルメが味わえる「創成おさんぽMAP」掲載店情報も併せてどうぞ。

北の大地と乳牛が育む
酪農王国の極上スイーツ

北海道・札幌においしいものはたくさんありますが、甘い物といえば、新鮮な牛乳を生かしたミルクスイーツは外せないですよね。原料となる生乳の生産量は、北海道が約423万トン(2024年)で日本一。全国生産量の約6割を占めるという、まさに酪農王国です。では、なぜこれほどまでに北海道の酪農は発展したのか? その原点は、明治時代の開拓期にありました。
明治政府は北海道開拓を推進する中で、欧米の技術を導入すべく〝お雇い外国人〟を招聘します。その一人が、アメリカ人の農業技術者エドウィン・ダン。彼は牛の飼育や搾乳技術はもちろん、バターやチーズなどの加工技術も指導し、北海道酪農の礎を築きました。また北海道の気候も、酪農には最適でした。乳牛は暑さに弱いため、冷涼な北海道は理想の環境。加えて、放牧にうってつけの広大な土地もあります。

快適な環境でストレスなく育った乳牛たちの生乳は、栄養たっぷりでおいしさも格別。そして搾りたての生乳は「よつ葉乳業」などの大手乳製品メーカーの工場へと運ばれ、殺菌処理などを経て、牛乳やバター、生クリームへと姿を変えるのです。
そんな良質な原料から生まれるのが、〝北海道のミルクスイーツ〟。ソフトクリームやジェラート、生クリームたっぷりのパンケーキなどには、大地と乳牛が育んだおいしさがギュッと詰まっているのです。

参考文献・WEBサイト
『さっぽろ文庫19 お雇い外国人』札幌市教育委員会文化資料室 編(北海道新聞社、1981)
農林水産省「牛乳乳製品統計調査 / 確報 令和6年牛乳乳製品統計」
北海道公式観光サイト「HOKKAIDO LOVE!」『おいしさの秘密を徹底追及 ! 北海道の乳製品』

22%MARKET

道産食品を中心としたショップ「22%SHOP」とベーカリーの「Over the moon」、カフェの「菓子と喫茶 SIROYA」の3店舗からなるマーケット。カフェでは、ミルクジェラートなど8つのパーツが重層的な味わいを奏でる「SIROYAの白いパフェ」(980円/写真上)などのスイーツや軽食が楽しめる。

●札幌市中央区大通西4丁目6-1 札幌大通西4ビルB2
●TEL.080-8286-3289(菓子と喫茶 SIROYA)
●[22%SHOP]10:00~20:00
 [Over the moon]8:30~20:00、土日祝は10:00~
 [菓子と喫茶 SIROYA]8:00~19:00(LO18:30)、土日祝は10:00~
●休み/年末年始

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