宮﨑駿監督の不朽の名作である『千と千尋の神隠し』は、2001年の封切り以降、爆発的な大ヒットとなり、2003年には米国アカデミー賞長編アニメーション映画部門賞を受賞。日本での公開から18年が経った2019年には中国で初めて公開され大きな話題となるなど、その壮大かつ独創的な世界観が日本のみならず世界中で愛され続けてきました。
2022年3月、東宝の製作、スタジオジブリの協力のもと、『レ・ミゼラブル』オリジナル版の潤色・演出を担い、『ナイツ・テイル -騎士物語-』や『ダディ・ロング・レッグズ』など演劇史に残る名作を生み出してきた英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの名誉アソシエイト・ディレクター、ジョン・ケアードの翻案・演出により、舞台『千と千尋の神隠し』の世界初演が東京・帝国劇場にて開幕、大阪・福岡・札幌・名古屋でも上演し多くの人が劇場へ詰めかけました。
少女・千尋が引っ越し先に向かう途中、トンネルから八百万の神々の世界へ迷い込むところから始まるこの物語。人間の世界に戻るためにさまざまな出会いを経て、生きる力を呼び醒ましながら奮闘する千尋の姿が見どころです。舞台『千と千尋の神隠し』は、湯屋と化した劇場が観客を「不思議の町」に誘う、原作へのケアードのリスペクトが満ちた演劇作品として高く評価されました。2022年5月には上演関係者一同が菊田一夫演劇大賞に輝くなど、本作は観る者の心に残る舞台として歴史を刻んだといっても過言ではないでしょう。
川栄李奈
神奈川県出身。2015年にAKB48を卒業し、数々の映画・ドラマ・舞台で幅広く活躍中。主な出演作に、舞台:『AZUMI 戦国編』、『AZUMI 幕末編』、映画:「地獄の花園」、「泣くな赤鬼」、「センセイ君主」、「亜人」、ドラマ:「となりのナースエイド」(NTV)、「オレは死んじまったゼ!」(WOWOW)、「親愛なる僕へ殺意をこめて」(CX)、「義経のスマホ」(NHK)、連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(NHK)、大河ドラマ「青天を衝け」(NHK)など。3月15日に映画「変な家」が、6月14日に映画「ディア・ファミリー」が公開予定。
福地桃子
東京都出身。2019年に連続テレビ小説「なつぞら」(NHK)で夕見子役を演じて注目を集める。23年に『橋からの眺め』で舞台出演。主な出演作に、映画:「あの娘は知らない」、「サバカン SABAKAN」、「あの日のオルガン」、ドラマ:「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」(NHK)、「舞妓さんちのまかないさん」(Netflix)、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(NHK)、「消しゴムをくれた女子を好きになった。」(NTV)など。5月17日より映画「湖の女たち」が公開。
兄役/千尋の父:堀部圭亮 父役:吉村 直
青蛙:おばたのお兄さん 頭:奥山ばらば
坊:坂口杏奈
舞台
「千と千尋の神隠し」
2024年6月15日[土]‒20日[木]
札幌文化芸術劇場 hitaru
15日[土] 17:00開演
16日[日] 12:00開演/17:00開演
17日[月] 18:00開演
18日[火] 13:00開演/18:00開演
19日[水] 13:00開演
20日[木] 13:00開演/18:00開演
※開場は開演の60分前予定
全席指定・税込
S席15,500円、A席12,000円、B席7,000円
※未就学児入場不可
※券種によって売り切れの場合がございます