戦時下の広島・呉に生きる、
少女すずと人々の物語
原作漫画『この世界の片隅に』は、絵を描くことが大好きな主人公・浦野すずが太平洋戦争下、広島県呉市に住む北條周作のもとに嫁ぎ、三角関係となる白木リン、幼馴染の水原哲、妹すみ、義姉の黒村径子らと出会い、時に別れ、つつましくも美しい日々を懸命に暮らす様子を丁寧に描き、多くの読者の胸を打ちました。2度の映画化、実写ドラマ化と形を変え、広く愛されてきた不朽の名作が、ミュージカルとして新たに上演されます。音楽を手掛けるアンジェラ・アキは、渡米して10年、ミュージカルの作曲を学び、本作でミュージカル音楽作家として再始動。アンジェラが書き下ろした30曲近くのナンバーが全編を彩り、登場人物たちの心に寄り添います。人気実力派キャストが勢ぞろいしたステージをお楽しみください。
昆 夏美
◎浦野すず役(Wキャスト)
今回はどのような『この世界の片隅に』が生まれるのか期待に胸が膨らみます。初めて作品に触れたとき、登場人物がささやかな幸せを見つけながら懸命に生きていた姿が心に残りました。かつての日本の日常と歴史を舞台上で丁寧に描いていければと思います。
大原櫻子
◎浦野すず役(Wキャスト)
台本を読ませていただいたとき、涙が止まりませんでした。劇中歌を聴き、改めてすずを演じたいとの気持ちが強まりました。大きな責任感と覚悟を持って臨まなければならない作品だと思っております。心に刻まれる作品にするため、一生懸命演じたいと思います。
海宝直人
◎北條周作役(Wキャスト)
不朽の名作のミュージカル化初演に携われることを光栄に思います。作品に初めて触れたとき、日常の中にある温度感や息遣いに惹き込まれ、胸を打たれました。物語が伝えるものを自らの肉体を通してしっかりとお届けできるよう、作品と向き合ってまいります。
村井良大
◎北條周作役(Wキャスト)
映画版を祖母とみたとき、いろいろ質問したことを覚えています。生きていくことの愉快さ、賢明さ、日常の小さな幸せ。その細やかさを素敵な旋律にのせてミュージカル化されることに興味が湧いています。心に残る作品をつくれるよう懸命に向き合いたいと思います。
平野 綾
◎白木リン役(Wキャスト)
オーディションで世界観や音楽に触れたとき、ストレートプレイではなくミュージカルであることの意味を感じ、作品のメッセージがたくさんの方に優しく降り注げば良いなと思いました。リンとして見えるもの感じるものを大切に、精一杯、役として生きていきます。
桜井玲香
◎白木リン役(Wキャスト)
この世に生きる限り、身近な存在であり、決して忘れてはいけない〈戦争〉。その事実を、優しく、静かな厳しさをもって伝えてくれている作品だと感じました。映画、ドラマに続いてのミュージカル化。きっとまた新たなメッセージをお届けできると思います。
小野塚勇人
◎水原 哲役(Wキャスト)
この仕事を始めて、戦争を題材にした作品に何度か出させていただきました。日本の歴史があり、今の平和があることを忘れてはいけないと改めて思います。アンジェラ・アキさんが作り出す素晴らしい楽曲にのせて、皆様に「平和」を届けられたらなと思っています。
小林 唯
◎水原 哲役(Wキャスト)
戦時中という過酷な環境下においても人の温かさがあったことを教えてくれる作品だと感じました。作品と水原哲の真実をお届けできるよう、誠実に丁寧に、全力で挑みたいと思います。劇場を出たときに何か一つ大切なものを持ち帰って頂けますように。
小向なる[札幌市出身]
◎浦野すみ役
5歳のころ、祖母が戦時中の話をしてくれました。本作を通じて、その時代に生きた人たちが私たちと同様に日々の暮らしの中で悩み、幸せを見出してたんだと身近に感じられました。この作品に参加できることをうれしく思います。皆様に心を込めて届けたいと思います。
音月 桂
◎黒村径子役
多くの方に愛され、これから先もずっと語り継がれていくであろう作品に触れ、携わることができて光栄です。激動の時代を強く美しく生き抜いた人々の物語……、全身全霊をかけてお届けしたいと思います。皆さまの心に響く温もりのある舞台になりますように。
ミュージカル
「この世界の片隅に」
2024年6月6日[木]‒9日[日]
札幌文化芸術劇場 hitaru
6月6日[木] ① 17:30
6月7日[金] ② 12:30
6月8日[土] ③ 12:00/④ 17:00
6月9日[日] ⑤ 12:00
札幌文化芸術劇場 hitaru
6月6日[木] ① 17:30
6月7日[金] ② 12:30
6月8日[土] ③ 12:00/④ 17:00
6月9日[日] ⑤ 12:00
全席指定・税込
S席14,500円、 A席11,000円、 B席6,000円
S席14,500円、 A席11,000円、 B席6,000円