設計デザインからみる図書・情報館
入りたくなる空間の秘密
ポイントは「ナナメ」と「サンカク」。
札幌市図書・情報館の2階は、広さ約1,200㎡の長方形のフロアです。誰もが気軽に「入りたくなる空間」にするために、工夫を凝らした設計デザインが採用されています。
最も特徴的なのが、入り口から奥の円形本棚までをナナメに貫くメインの動線。設計者が試行錯誤を重ねてたどりついたという大胆な配置で「奥行き感」を演出しています。
そして、フロア全体をナナメの動線で分割した関係上、各所にサンカクのスペースが出現することに。リサーチカウンターや読書スペースをはじめ、三角形書架「旅」コーナーから天井の意匠まで、さまざまな場所にサンカクのデザインが隠れています。
皆さんもぜひ、館内のナナメとサンカクを探してみてくださいね。