2023
JUN-JUL

6-7

半谷学《さしがさばなの園》(部分)
2022-2023年

アートって楽しい!

vol.1 札幌芸術の森

緑豊かな約40万㎡の敷地に、
美術館や工芸館などがそろうアートスポット。
64作家・74点の彫刻が点在する野外美術館もあり、自然の中で芸術作品と触れあえる。

Navigator

片庭 向日葵

Himari Kataniwa

北海道在住の高校生。芸能事務所ディスカバリー・ネクストに所属。特技はバレエ、タップダンス、ジャズダンスで、英会話のスキルも。「アートは大好きなので、いろいろと巡れるのが楽しみです!」

半谷学《さしがさばなの園》(部分)
2022-2023年

アートに興味はあるけど、でもちょっと難しそう……。そんなU25世代のために、同世代の片庭向日葵さんが札幌市内のアート施設を訪ねて、その魅力や楽しみ方をナビゲート! 第一弾の今回は、アートと自然が融合する札幌芸術の森で、展覧会「札幌美術展 昨日の名残 明日の気配(会期終了)」を鑑賞してきました。

熊谷文秀《RUNNER》(部分)2019年

「この美術展は、コロナ禍で改めて問題があらわになった自然と人との関係や、人と人との結びつきがテーマです。8人の作家による、かつてあった過去と、これからを予感させる作品で、今をとらえ、明日に向かうヒントを見つけてほしいと企画しました」と、学芸員の橋本柚香さん。展示室には、錆付いた映写機のような回転のぞき絵や、作家の家をイメージした展示などがあり「同じテーマでも、作家さんによってこんなに違いがあるんですね」と片庭さんはびっくり。傘で作られた無数の花が天井から吊るされた作品に「うわ~、かわいい!これは映えますね」と目を輝かせます。

進藤冬華《記録-人物像》2016年など

最後は、光に合わせて手を叩くと、潜望鏡のような“せんちゃん”が動き出す参加型作品を楽しんで終了。「作家さんごとに個性があって、それぞれ何を伝えたいんだろうと想像しながら見るのがすごく楽しかったです。違う展覧会にも行ってみたくなりました」。

熊谷文秀《せんちゃん》(部分)2017年

札幌芸術の森
札幌市南区芸術の森2丁目75番地
TEL:011-592-5111(代表)
https://artpark.or.jp

NEXT EVENT

STV創立65周年記念

チームラボ
学ぶ!未来の遊園地と、
花と共に生きる動物たち

ほかの参加者と共に作品を変化させ、
一緒に空間を作り上げていく
「共創」体験を楽しむ展覧会。

会期:7月8日[土]~9月3日[日]
会場:札幌芸術の森美術館

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